広島三大祭りのひとつ、「胡子大祭」が今年も11月に開催されます。
今回は胡子大祭の概要・日程・歴史やアクセス方法について紹介したいと思います!
胡子大祭ってどんなお祭り??
概要
胡子大祭は「とうかさん」「住吉祭」に並ぶ広島の三大祭りの一つです。
商売繁盛の神様が祀られている胡子神社で行われています。
胡子大祭では縁起物として「こまざらえ」が販売されたり、神社付近の商店街では大売出しが行われたり、歩行者天国が設けられたりと多くの参拝者などで賑わいます。
「こまざらえ」関しては後ほど詳しく紹介しますね。
また胡子大祭は「えびす講」や「えべっさん」とも呼ばれており地域の住民からも親しまれている大きなイベントです。
2024 胡子大祭(えびすたいさい) | |
日程 | 2024年11月18日(月)・19日(火)・20日(水)
10:00~22:00 |
開催場所 | 胡子神社 |
住所 | 広島県広島市中区胡町5-14(広島三越南側出口ヨコ) |
マップ |
歴史
今年で421回目を迎える胡子大祭は広島を支える胡子神社のもとで毎年行われています。
胡子神社と胡子大祭について胡子神社のHPから抜粋したものをご覧ください。↓
胡子神社の御祭神は蛭子(ひるこ)神・事代主神・大江広元公(毛利家の始祖)の三柱が三位一体となったえびす神としてお祀りされ、商いを営む人だけでなく、福の神として多くの人々に崇敬されております。
えびす神が鎮座して以来、胡町と東引御堂町に、月四日づつ、併せて月に八日の市が立つようになり、この辺は「市の町」と呼ばれるようになりました。更に女歌舞伎清七一座の芝居小屋も出来、胡子祭が沢山の人を集め、浅野の治世になると厳島神社(住吉さん)祭礼・白島の清正公・尾長の東照宮祭・広瀬明神・白神社の氏神祭とならび広島の主要祭事となり、門前町の胡町は殷賑をきわめました。
毎年十一月十八日(神社では十七日)から二十日まで胡子神社の祭礼が執り行われます。一般にはえびす講と呼ばれることが多いようですが、胡子大祭が正式な祭の呼名であり、広島三大祭の一つとされ、三十万人近くの人手で賑わいます。
明治三十四年には胡子神社鎮座三百年祭が行われ、その時からこまざらえ(熊手)が売り出されました。昭和二十年八月六日、広島は原子爆弾により焦土と化し、胡子神社も全てが烏有に帰す事となりましたが、昭和二十年十一月二十日原爆被災後わずか二ヶ月足らずで、バラックの仮社殿を建て祭典を行ないました。原爆にも負けず四百年以上、胡子大祭を守り続けてきた事、これは広島胡子神社の誇りです。
この内容からも胡子神社に祀られている福の神は、広島県民の希望となりどんな苦境に立たされても諦めずに立ち上がろうとする気持ちの支えになってきたことがわかります。
昭和20年に原爆が投下され焼け野原となった年にも開催された祭りでありこれまで400年以上一度も絶えることなく続いてきました。
また、400回以上開催されてきた歴史からも地域の方々とこのお祭りの強い繋がりを感じます。
こまざらえ(広島熊手)って何?
こまざらえ(広島熊手)とは、広島独自の先端に七福神になぞらえた七宝を下げる100年以上前からつづく熊手です。
商売繁盛の縁起物として人気があり、胡子神社で祈祷してもらうことができます。
祈祷された証明書も発行されますが、祈祷の対象となるのは認定を受けているこまざらえのみだそうです。
毎年、偽物なども出回るそうなので購入の際には気をつけてください。
当日は露店販売にてこまざらえを購入することができるそうですが、事前にオンライン販売もされているそうです。
オンライン販売についてはこちらから購入が可能です。↓
見どころやイベント
夜神楽
歩行者天国上でステージカーを用いて舞台を作り広島県北広島町の「山王神楽団」による神楽を披露します。
太鼓競演
広島市を中心に活動しているプロやアマチュアの太鼓グループによる迫力ある太鼓演奏を見ることができます!
ダンス
ストリートダンスが盛んな広島のダンスグループによるダンスが披露されます。
子どもたちも参加しており、一生懸命ダンスに取り組んでいる姿を見ることができます!
露店
露店では胡子大祭を象徴するこまざらえが販売されているだけでなく、焼きそばやりんご飴などお祭りでよく見かける露店も多数出店しています。
アクセス情報
歩行者天国なども計画されていることから交通規制も例年行われています。
また専用の駐車場が設けられているわけでもないので、公共交通機関を利用することが得策と言えるでしょう。
電車
アストラムライン 大原(広島県)駅 | 西出口から徒歩3分 |
アストラムライン 伴駅 | 南出口(西)徒歩11分 |
アストラムライン 伴中央駅 | 西出口から徒歩17分 |
交通規制について
上記の交通規制の資料は昨年のものです。
今年も大きな変更はないと思われますが、交通規制がある以上車での参加は難しいのではないかと思います。
まとめ
今回は胡子大祭について紹介しました。
400年以上続く歴史も大変長く地域の人に愛されたお祭りです。
是非、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
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