和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社で毎年7月に行われている那智の扇祭り(火祭り)。
那智の扇祭りは火を扱うお祭りで、大きな松明が用いられることで有名です。
今回はそんな那智の扇祭りの日程や見どころ、アクセス情報などを紹介していきます。
那智の扇祭り(火祭り)とは
那智の扇祭り(火祭)は日本三大火祭りの一つとしてとても有名なお祭りです。
そして更に「那智の扇祭り」は国指定重要無形民俗文化財にも指定されました。
大量の大きな松明に火をつけて、大人数で乱舞が執り行われます。
とにかく迫力がすごいお祭りで、毎年多くの方がこのお祭りに足を運んでいます!
日程
それでは詳しい日程から紹介していきます!
那智の扇祭り 2024 | |
日程 | 2024年7月14日(日) |
時間 | 10:00~15:30 |
場所 | 熊野那智大社 |
住所 | 〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1 |
マップ | |
主催 | 熊野那智大社 |
問い合わせ | TEL 0735-55-0321
FAX 0735-55-0643 |
見どころ
那智の扇祭りの見どころはなんといっても御火行事と呼ばれる燃え盛る巨大な松明をもとに行われる神事です。
他にも「大和舞」やユネスコ無形文化遺産に指定されている「那智の田楽」なども有名です。
それぞれ紹介していきます。
御火行事
御火行事は那智の扇祭りの1番の見どころといっても過言ではありません!
飛瀧神社(那智御瀧)の参道に置いて重さ約50キロの大松明で神輿を迎えます。
その大松明の大きな炎で清める神事が御火行事となっています。
参考に昨年度の様子をまとめた動画を載せておきますね↓
大和舞
大和舞とは日本固有の歌舞の一つです。
大和地方の風俗歌舞で礼拝を舞踊化したもので様々なお祭りで取り入れられています。
那智の扇祭りでは11:00より熊野那智大社の特設舞台で実施されます。
このお祭りの大きな見どころの一つとなっています。
那智の田楽
那智の田楽はユネスコ無形文化遺産に指定されている歴史ある神事の一つです。
元々は京都で流行した田楽踊が伝わったものだと言われています。
田楽装束を身につけ、笛に合わせて時に優雅に、時にリズミカルに舞い・踊る様子は厳粛かつエネルギッシュな雰囲気に満ちあふれ、見るものを惹きつけて離しません。
那智の田楽は600年も前から受け継がれてきている伝統的な奉納芸能です。
11:30頃から熊野那智大社の特設舞台で執り行われます。
スケジュール
那智の扇祭りの大まかなスケジュールを紹介します!
時間 | 行事 | 場所 |
10:00 | 御本社大前の儀 | 熊野那智大社 |
11:00 | 大和舞 | 熊野那智大社特設舞台 |
11:30 | 那智の田楽 (ユネスコ無形文化遺産) |
熊野那智大社特設舞台 |
12:15 | 御田植式 | 熊野那智大社 |
13:30 | 伏拝扇立神事 | 伏拝み |
14:00 | 御火行事 | 飛瀧神社(那智御瀧) |
14:20 | 御瀧本大前の儀 | 飛瀧神社(那智御瀧) |
14:50 | 御田刈式・那瀑舞 | 飛瀧神社(那智御瀧) |
15:30 | 扇神輿還御祭 | 熊野那智大社 |
混雑状況
このお祭りは一日限定のお祭りですので、基本的にどの時間も混み合っています。
特に御火行事の際には参道や階段部分には環境客や見物客がびっしりと祭りの様子を見守っています。
最近では外国人観光客の姿も多くみられるようになっています。
人も多く、気温も高くなりやすい日程なので十分暑さ対策をしてお祭りに臨みましょう!
アクセス方法
現地に到着する手段としては車・バス・タクシーの3択となります。
電車についても最寄りの駅はないので、JR紀伊勝浦駅よりバスに乗り換えるなどして現地まで移動します。
車の場合
熊野那智大社には那智山域に有料駐車場(30台程度)がありますが、すぐに満車になります。
例年10:30ごろには満車になっているそうです。
那智山域の駐車場が満車になった後は那智山中腹にある臨時駐車場に駐車し、熊野御坊南海バスのシャトルバス(無料)で移動します。
那智山域の駐車場が満車になった際には、わかりやすいように山道に満車の掲示がされるようです。
その掲示を見かければ臨時駐車場の方に駐車してください。
ただし、駐車場には限りがあります。臨時駐車場ですら満車になっていた…ということも発生しないとも限らないのでできれば公共交通機関を利用してください。
バスの場合
紀伊勝浦駅からのバスの時刻表を載せておきますので参考にしてください。
↓
那智山線の路線バスに間違えないようにして乗車してくださいね。
歴史
「那智の扇祭り」は熊野那智大社の例祭で、国指定重要無形民俗文化財に指定されました。
熊野那智大社でお祀りしている熊野の神々はもともと現在の那智御瀧付近でお祀りされていました。
その神々を今から約1700前に那智山中腹にお遷ししたのが熊野那智大社の始まりとされています。この祭典は熊野の神々が一年に一度もともとお祀りされていた御瀧本に里帰りをし、ご神威新たにする、という神事です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は那智の扇祭りの日程・見どころ・アクセス情報・歴史などを紹介しました。
大迫力の火祭りを是非、間近でみてほしいと思います。
ぜひ、一度足を運んでみてください!
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