神奈川県の大磯町で毎年1月に開催される「大磯の左義長」。
大磯の左義長は浜辺を使って行われる火祭りです。
今回は大磯の左義長の日程は見どころ、歴史、混雑状況やアクセス方法について紹介します!
大磯の左義長ってどんな祭り?
大磯の左義長は毎年1月中旬に大磯北浜海岸沿いで家内安全、無病息災を願って行われるセエノカミサン (道祖神) の壮大な火祭です。
セエトバレエ、ドンドヤキなどとも呼ばれ、国の重要無形民俗文化財に指定されている大変有名なお祭りです。
場所は日本初の海水浴場であり富士山を一望できる大磯の北浜海岸で開催されます。
不要になった正月飾りなど参加者が持ち寄ったものを燃やします。
また、その火で団子を焼いて食べるのがこのお祭りの風習だそうです。
見どころの項目で詳しく紹介しますね!
日程
大磯の左義長 2025年 | |
日程 | 2025年1月11日(日) 18:30~ |
開催場所 | 大磯北浜海岸沿い |
住所 | 〒255-0003 神奈川県中郡大磯町1990番地先 |
マップ | |
参加料金 | 無料 |
主催者 | 公益社団法人 大磯町観光協会 |
問い合わせ | TEL 0463-61-3300(9:00~17:00) |
公式サイト | https://www.oiso-kankou.or.jp |
見どころ
セエトバレエ(お焚き上げ)
大磯の左義長では、浜辺に9基のサイト(斎灯)が立てられます。
坂下、浜之町、大泊、子の神、中宿、浅間町、大北の7か所の地区と明治35年にできた山王町、長者町の2地区を含めた9地区がそれぞれサイト(斎灯)を準備し立てていきます。
それぞれ地区ごとにサイト(斎灯)を準備するのでそれぞれに個性が出ていて面白いですよ!
サイト(斎灯)の先端には子どもの成長に合わせた太くて長いおんべ竹が突き出ており高さはそれぞれ8m以上のものとなります。
そしておんべ竹の先端には書き初めや輪飾りなどが付けられ周囲には役目を果たしただるまや正月用品などの縁起物に囲まれます。
18:30になるとその年の恵方の方角にあるサイト(斎灯)が火の点け口となり9基それぞれに点火されていきます。
ヤンナゴッコ
ヤンナゴッコとは、豊漁を祈願するための綱引きの神事です。
サイトの火が先端まで届き始める頃に「子の神、大北、長者町」の3地区からふんどし姿の若衆が左義長音頭の唄を歌いながらソリに仮宮をのせて海に飛び込んでいきます。
海に入る人のことを「浜方」と呼び魚に見立てられます。
浜の方へ引っ張る側のことを「陸方」と呼び魚に見立てた「浜方」を陸まで引っ張ることで豊漁になると言い伝えられています。
綱引きの引き合いは3回繰り返されますが豊漁の祈願のため必ず「陸方」が勝つようになっています。
寒さも厳しい中で浜方の担当は海に入っていきます。
中にはなんと子どもも参加してます!!
すごい気合です!!
販売物
当日はだんごの販売があります。
サイト(斎灯)を焼いた火でだんごを焼いて食べると風邪をひかないと言い伝えられています。
竹竿の先端にだんごをつけてサイトの火で焼く独特の風習も左義長ならではです。
左義長の実際の映像
左義長が詳しく紹介されている動画がありますので参考にしてください。
左義長の全体スケジュール
大磯の左義長の本祭は1月11日(日)ですが、本祭の準備として行われる行事もあります。
12月8日 | 一番息子(いちばんむすこ) | 子どもたちが家を周りその家主の願い事を唱えてまわります。子どもたちは見返りに賽銭をもらい、その賽銭で豆腐を勝って食べると風邪をひかないと言われています。厄災招福の行事。 |
1月8日〜10日 | 七所参り・お仮屋(ななとこまいり・おかりや) | 1月8日以降にセエノカミサンが住むお仮屋が地区ごとに設置されます。地元の人たちは本祭までにそれぞれのお仮屋へお参りをします。子どもたちはそのお仮屋の中に入ってお参りのお賽銭をもらいます。 |
1月11日 | 左義長(本祭)
セエトバレエ・ヤンナゴッコ |
18:30からサイトへ点火。そして豊漁を祈願する行事が行われます。 |
大磯の左義長のパンフレットを載せておきますので参考にしてみてください。
~左義長ゆかりの道祖神を巡る~ガイドツアー
左義長のことを詳しく解説しながら楽しむことができるツアーも計画されています。
1月11日(日)15:30に大磯駅前に集合しツアーがスタートするとのことです。
大磯の左義長に関係する各地域を周り約2時間30分のコースとなっています。
費用はなんと一人たったの500円!!
↑こちらから申し込むことができますよ!
フォトコンテスト開催!
大磯の左義長ではフォトコンテストも開催されるようです!
浜へ行くまでの大磯の街の様子や左義長での燃えるサイトやヤンナゴッコなどをエモく撮影してInstagramに投稿してみましょう。
【フォトコンテストの参加方法】
①インスタグラムで大磯町観光協会の公式アカウントをフォローする
②ハッシュタグ「#大磯フォトコン2023」をつけてInstagramに投稿!!
歴史
大磯の左義長が始まったのは江戸時代初期のころ、今からなんと400年前になります。
現在「下町」と呼ばれる北浜海岸沿いの7地区は当時漁業が盛んな漁師町で多くの漁師が暮らしていました。
ある年、疫病が流行り多くの子どもが命を落としてしまいます。
そんな流行病を払い除けるための厄払い行事として大磯の左義長が始まったと言われています。
そういった意味合いから、風邪をひかないように豆腐を食べる行事がこの祭りに組み込まれているのかもしれないですね。
混雑情報
最も混雑するのは18:30から行われるサイトへの点火のタイミングです。
ただ、このお祭りの1番の見どころとなりますので点火からヤンナゴッコ(綱引き)は混雑していてもみて帰りたいところです。
早めに北浜海岸へ行き見る場所を確保できると良いと思います。
アクセス情報
JR大磯駅からかなり近くアクセスしやすい場所となっています。
おすすめは電車を利用してJR大磯駅から北浜海岸まで徒歩で行く方法が確実だと思います。
車で行きたい場合も駐車場は準備されているので早めに行けば問題なく駐車できるのではないでしょうか。
電車
●JR大磯駅より徒歩10分
車
●茅ヶ崎JCTから12分
駐車場情報
大磯港第一駐車場 |
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住所 | 〒255-0003 神奈川県中郡大磯町大磯 |
マップ | |
営業時間 | 5:00~22:00 |
料金 | 普通車 1時間毎 310円 最大料金 1日 普通車 1040円(0時で日付更新) |
収容台数 | 114台 |
大磯港第二駐車場 |
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住所 | 〒255-0003 神奈川県中郡大磯町大磯 |
マップ | |
営業時間 | 5:00~22:00 |
料金 | 普通車 1時間毎 310円 最大料金 1日 普通車 1040円(0時で日付更新) |
収容台数 | 239台 |
大磯海水浴場前パーキング | |
住所 | 〒255-0003 神奈川県中郡大磯町大磯1982−1 |
マップ | |
営業時間 | 24時間 |
料金 | 最大料金:24時間 800円
時間料金:30分 100円 |
収容台数 | 22台 |
来場者の反応
1/14に神奈川県の大磯で行われた左義長。
高々と燃え上がる炎、その炎で団子を焼く人々、ふんどし一丁で真冬の海に入り綱を引く男たち。
これだけ聞いたらどんな行事だよってなりますが、実際に見ると結構楽しいです👍#旅行好きな人と繋がりたい#旅行好きと繋がりたい #旅行#夫婦 pic.twitter.com/RP4Yro3QTv
— アシモン/アシアキ日記の夫 (@Ashimon_Jujitsu) January 18, 2023
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まとめ
今回は神奈川県の大磯町で開催されている大磯の左義長について紹介しました。
年の初めに厄を払って良い1年にしようと大磯の町全体をあげて開催される迫力満点の火祭りです。
ぜひ、一度足を運んでみてください。
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