東京都八王子市高尾町にある高尾山で毎年3月の第二日曜日に行われている高尾山火渡り祭。
浄火することにより厄災を祓う行事であると言われています。
今回は高尾山火渡り祭の日程や見どころ、歴史やアクセス情報などを紹介していきます!
高尾山火渡り祭とは
高尾山火渡り祭は、世界平和や息災延命・災厄消除・交通安全・身上安全などを祈念するために火の上を渡り歩く修行を行うお祭りです。
燃え盛る火の様子はまさに圧巻でかなり迫力があります。
燃え盛る火の上を渡り歩くと聞くと怖いイメージもありますが安全に行うことができるイベントとなっています。
高尾山の修験道の一大イベントとなっています。
過去の火渡り祭の様子の映像を参考にご覧ください。
↓14分あたりから火渡りをしている様子が見られます!
日程・概要
続いて、高尾山火渡り祭の日程や概要を紹介していきます!
高尾山火渡り祭 2024 | |
日程 | 2024年3月10日(日) |
時間 | 13:00~ |
場所(会場) | 高尾山薬王院 山麓 自動車交通安全祈祷殿広場 |
住所 | 〒193-0844 東京都八王子市高尾町2390高尾山自動車祈祷殿 |
マップ | |
主催 | 高尾山 |
問い合わせ | TEL 042-661-1115(受付時間 9:00~16:00)
FAX 042-664-1199 |
公式HP | https://www.takaosan.or.jp |
見どころ
火渡り祭の見どころはなんといっても「点火」と「火渡り」です。
それぞれ詳しく紹介していきます!
点火
点火は釈迦如来の心水である清浄無垢の閼伽水(あかすい)を本尊に備えた後に火が付けられます。
僧侶が山積みになったヒノキの葉に棒を使って点火していきます。
点火直後はすごい量の煙が立ち上ります。
あまり煙は吸い込まないようにしましょう!
煙の周りを僧侶が梵天札という神輿のようなものを担いで周ります。
火が回り始めると写真のように炎が高く立ち上ります。
その光景は迫力満点です!
火渡り
点火の後、20分ほどで火の勢いがおさまっていきます。
火の勢いがおさまると僧侶が水をかけて火渡りの道を作っていきます。
火渡りには僧侶が行う「火生三昧(かしょうさんまい)」と一般参拝者が行う「御信徒火渡り(ごしんとひわたり)」に分かれています。
火生三昧(かしょうさんまい)
不動尊の三昧であり、一切の悪魔【あくま】煩悩【ぼんのう】怨敵【おんてき】を降伏【ごうぶく】しつくし安穏解脱を得ると言う不動尊の本誓を火を渡ることにより実践修行とする。
僧侶の実践修行となっているようですね!
御信徒火渡り(ごしんとひわたり)
一般参拝者も火渡りに参加できます!
一般参拝者が火渡りをするときにはほとんどの火が消えていますので安全に火渡りをすることができます。
今年は火渡りへの参加者の人数制限はないみたいなので、足を運んだ際にはぜひ参加してみてくださいね。
後ほど、火渡りへの一般参加方法も説明しますね!
火渡りへの参加方法
火渡りへの参加方法を説明していきます!
火渡りへ参加するには整理券を受け取っておく必要があります!
整理券は当日の午前9時から会場にて配布されます。
そして、御壇木の特別志納を行った参拝者には火渡り祭での特別席が350席限定で準備されています!
間近で見学したい方はこちらを利用してみてください。
御壇木の特別志納は1万円となっています。
また、特別志納された方は薬王院境内に1年間名前が入った特別札が掲示されます。
今日は高尾山火渡り祭が開催されます。まずは整理券頂きました。今年も来れたことに感謝です。これから登って来ます。#高尾山#火渡り祭#高尾山健康登山 pic.twitter.com/wYZJP81Iaf
— キョロリリ (@lpJFQ0zEFCUjdJQ) March 12, 2023
火渡りの歴史
公式HPに掲載されている内容をご紹介しますね!
火渡り祭とは、高尾山御本尊飯縄大権現の衆生救済の御誓願に基づき、真言密教加持の極致である御護摩(浄火により災厄を祓う火の行)を修行することにより、世界平和、息災延命、災厄消除、交通安全、身上安全等を祈念するもので、これを修行する行者は、心身修練の功を積んだ高尾山の山伏であります。
当日参拝のご信徒並びに有縁の方々は、この行事に参加することがすでに本尊の無量の法益に浴することであり、且つ火渡りをされる方々は、更にその身の災厄を祓う功徳もいただけるわけであります。
火渡り祭のスケジュール
当日のざっくりとしたスケジュールを紹介します!
13:00頃 | 僧侶が法螺貝の音と共に入場。
長い参道を通り儀式なども交えて入場する。 |
13:30頃 | 火渡り祭会場に僧侶が到着。
会場に入場後も儀式などが続きます。 |
14:00頃 | 点火 |
14:30頃 | 消火
消火後、湯加持(ゆかじ)というお湯を使った儀式が行われる。 |
14:50頃 | 火生三昧が開始 |
15:00以降 | 御信徒火渡りが開始 |
混雑状況
最も混雑するのは、整理券が配布される午前9時頃だと予想されます。
9時前から整理券を求めて多くの人が列をつくっている可能性があります!
早めに会場に到着されることをオススメします!
アクセス情報
当日、駐車場が火渡り祭の会場となることもあり、駐車場を利用することができません。
大変多くの方が参加されることが予想されますので車ではなく公共交通機関やタクシーを利用して現地まで向かわれることをオススメします。
また、高尾山へは通常ケーブルカーを利用して移動しますが、火渡り祭は駐車場が会場となっているのでケーブルカーなどは使いません。
最寄りの京王線高尾山口駅から徒歩で移動できる距離なのでそちらを利用するといいでしょう。
場所も間違わないよう注意が必要です。
電車
●京王線 高尾山口駅 より徒歩5分
【高尾山口駅から高尾山薬王院自動車祈祷殿までの徒歩ルート】
来場者の反応
高尾山火渡り祭に行った
修験者が火の中を裸足で渡り、そのあとに続いて渡りました アツ pic.twitter.com/Kf0FbEfpM4— 詩園 (@Shinshion0000) March 14, 2022
高尾山火渡り祭動画。風下はめっさけむい&ちょいちょい灰が飛んでくるので大変だった罠。#高尾山 pic.twitter.com/YaSz2RMXRe
— 楠木 (@Shin_no_suke_K) March 12, 2023
まとめ
いかがでしょうか。
高尾山火渡り祭は一般参拝者も火渡りが実際に体験できるのでそこがとても魅力的ですよね。
ぜひ、一度足を運び火渡りを体験してみてください!
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